東京富山県人会連合会について

東京富山県人会連合会とは

東京富山県人会は大正5年(1916年)に結成され、平成28年(2016年)で100 周年を迎えました。
偉大なる先達のふるさと富山に対する熱い想いによって、艱難辛苦を乗越え今日に至っていることに関し、まずは、深く感謝と敬意を表したいと存じます。

東京富山県人会の結成当時は、欧米では第一次世界大戦の戦禍が欧州全体へと拡大していく中、日本は日清日露戦争を経て近代国家の仲間入りを果たし、大正デモクラシーへとつながっていく時代でした。
そのような大きなうねりの中で、浅野総一郎翁、安田善次郎翁などの富山県出身の有志の呼びかけによって、東京富山県人会が結成されました。

安田善次郎総裁
浅野総一郎総裁
磯部四郎初代会長

その後、東京は関東大震災や太平洋戦争によって廃墟となってしまいますが、東京の各地区に富山県人会が設立され、富山県人が集いお互いに協力し励ましあって東京の復興・発展に大きく貢献されました。

県人会活動は、何事にも粘り強い富山県人気質と諸先輩方の素晴らしい知恵で時代の大きな変化に見事に適合し、着実に発展を続けてきました。

富山県人会の歴史

本会の前身、富山県人会が発足したのは、大正5年秋のことでした。
明治4年、廃藩置県が施行され、旧前田藩の江戸詰の大半が東京に残ったが、これらの人達が、新しい時代に生きるすべを同郷の志らと語り合い、旧藩主を中心に組織したのが加越能郷友会でした。
同会の組織は、ご本家加賀百万石の前田侯爵が総裁、富山十万石の前田伯爵らの分家が副総裁に、会長には加賀出身の大臣、大将クラスの高官が就任し、越中・能登出身の高官が副会長にという仕組みができあがっていきました。後年、越中側理事の申し入れで、南弘氏(元逓信大臣・氷見市)が会長になったが、越中出身の会長は南氏の一期だけでした。
加越能郷友会における富山県人の居心地は、必ずしも良くはなく、独立の気運は動き始めていた。万朝報の日南田村人氏(富山市)や中村甚松氏(東京毎夕新聞)ら在京の新聞関係者、五百石出身の菅原滋治氏らがその活動を支え、後援したのが博報堂創業者の瀬木博尚、北隆館初代の福田金次郎、青雲堂の葛西虎次郎の3氏でした。
大正5年秋、富山県人会は浅野総一郎氏(日本鋼管・浅野セメント創業者、氷見市)の高輪別邸で結成発足しました。
旧富山藩主前田利同(としあつ、13代富山藩主)伯爵を名誉総裁に、安田善次郎翁(安田銀行創業者、富山市)を総裁、浅野総一郎氏を副総裁に、初代会長に磯部四郎法学博士(富山市、のち貴族院議員)が就任。旧時代さながらの加越能郷友会から脱却、新しい時代の県人会を目指して独立、発会。
なお、当時の記録は、発会された会報も戦時中の戦災等で焼失散逸したため、その詳細は不明です。

創立後の活動

創立後の活動は、加賀前田家に対する遠慮も強く、富山県出身の高官や明倫学館出身の人達は、容易にこの活動に参画されなかったようです。後年、磯部四郎初代会長の没後、会長職は10年余が空席のままとなっていました。
関東大震災で会長を失い、その活動も休止状態に追いこまれましたが、当時、県人会を実質的に支援した瀬木博尚氏が、富山県からの見舞金を小石川伝通院で在京の県人に配布した逸話も残されています。大正14~15年には、新聞界はじめ広く民間の在京県人により県人会の復興活動がおこり、昭和に入って少しずつ軌道に乗り出しました。
昭和9年、空席だった第2代会長に南弘氏が就任、戦前の県人会活動に燭光が灯ることになりました。加越能郷友会は、その活動が戦前で終り、戦後は石川県人会として発展を遂げ、本会の創立以来、関係は対立的なものでなく、全国石川県人会連合会の前田利建会長(旧加賀藩主)には、同氏が逝去されるまで本会の名誉顧問に就任いただき、友好的な交流がいまも続いています。

東京富山県人会連合会の現在

富山県人会は、時代とともに幾多の変遷を経てきましたが、現在のように活発な活動が始まったのは戦後のことでした。
同郷の志という信頼関係に立つ親睦交流団体として、東京富山県人会を中心に、首都圏各地に個別の居住地別県人会、また出身市町村別の郷友会が数多く誕生しました。

日本が高度成長期を迎えると、県人会でも大正生まれの大正会、昭和生まれの昭和会などの新しい組織が誕生し、郷土訪問旅行、海外旅行、ゴルフ会や各種趣味の会などの多方面にわたる活動によって交流と親睦が一層深まりました。特に、老若男女7,000人が一堂に会した大運動会は圧巻で最も記憶に残る思い出となっています。

東京富山県人会は、昭和31年に東京富山県人連合会と会名を変更、さらに昭和57年、各県人会の協力のもとに会名を富山県人会連合会とし、昭和63年、現在の東京富山県人会連合会となりました。より開かれた県人会連合会を目指し、各県人会の活動を支援する母体として、「親睦交流の場」のひろがりに努め、県人の「明日への活力源」になるため活発に活動を続けています。

東京富山県人会連合会は、(1)正会員(県人会団体)「首都圏に組織する出身地別・居住地別及び同窓会等の富山県人会団体」(2)「本会の目的に賛同し賛助する法人」により構成され、会員は所属会での活動はもとより、連合会行事にも積極的に参加し、在京県人間の連携強化と交歓の場としています。
会の運営は、各所属会の役員を中心に構成され、連合会の各部門の運営にあたっています。

東京富山県人会 2021年度事業概要
東京富山県人会連合会 事務局

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