あいの風とやま鉄道新駅「新富山口駅」レポート

2022年3月12日(土)に開業した富山駅-東富山間の新駅を訪ねてみた

あいの風とやま鉄道 富山-東富山 間に新駅「新富山口」駅が設置されることは当サイト一咋年の2021年12月20日付でアップしたが、先日に同駅を訪ねてきたので、そのレポートを遅ればせながらお届けさせていただく。

新富山口駅を富山駅方から魚津向きに前面展望で眺めたトコロ。右の線路はJR貨物の富山貨物駅と富山機関区貨車検修場を結んでいる軌条。

上では「先日」と記しているけれども、実は訪ねたのは2022年初夏と案外開業直後で、スグに記事をアップしようと思っていたが、そのタイミングを窺っているうちにナゼか年を越してしまったという経緯がある(汗)。掲載が年を跨いだ2023年1月と、やや古いネタになってしまい申し訳なく思っている。

新富山口駅1番線ホームからの魚津・泊方面の眺め。右の青い屋根の建物がJR貨物富山機関区貨車検修場。電車は521系。

新富山口駅2番線ホームからの富山駅方の眺めで、左が東口側。

「新富山口」駅のある区間は冒頭にて「富山-新富山」間と表記したが、位置的にはJR貨物富山貨物駅-JR貨物富山機関区貨車検修場の間の、かつての国鉄富山操車場の跡地の一角に設置されている。

まずは西口から

西口は1番線の魚津・泊方面のりば側にあり、西口から1番線ホームへはこの床面の高さまでの階段かエレベータで上がることができる。
2番線の富山・高岡方面ホームへは同じ階段の延長、もしくは同じエレベータから跨線橋へ昇り、これにより線路を渡って、また下りることにより行ける。もちろん階段はあるが、さらにエレベータも設置されている。
上の本文では外からの順路を説明したが、写真では電車より下車してからの順路の方が新鮮と思い、逆に1番線を降りてから西口駅舎を出るまでの経路で辿ってみた。

1番線に到着する泊行。電車は521系。

1番線ホームから改札口への通路から眺めた待合室。左は跨線橋へ昇る階段。

上の地点から反対を向くとエレベータがある。

1番線ホームからの通路より眺めた改札口。交通系ICカードが使える。

上写真の出入口付近からの階段方の眺め。階段途中の踊り場から右へ行くと1番線ホーム、階段をまっすぐ昇ると跨線橋。

西口駅舎。

西口駅前には自転車置き場と月極駐車場が整備されていて、まぁ郊外にある普通しか停らない駅のイマ風の駅前広場が完備されている。
なお、西口駅前広場にはロータリーがないため、一般車による送迎は不向きな構造になっている。

西口の自転車置き場は改札を出てスグのトコロにある。

西口の月極駐車場。国道8号からココまでも細道でつながっているが、このスペースへは契約車以外は入れない。

跨線橋を眺める

東口へ行く前に跨線橋の通路も見ておこう。
ナゼなら、新富山口駅の立地には2番線ホームと東口駅舎の間にJR貨物富山貨物駅とJR貨物富山機関区貨車検修場を結ぶJR貨物の線路が通っているために、駅構内はコレを渡るための独特な構造になっているからだ。

1番線(西)側から眺めた跨線橋通路。中間の開口部左が階段、右がエレベータ。奥の東側突き当たりは次に後述。

跨線橋の東口突端には立山連峰の案内板。

跨線橋通路の東口側から西口向きの眺め。

跨線橋の東端の、いわゆる2階の窓前に、立山連峰の山名を記した説明板が設けられているあたりは、いかにも富山らしい配慮だろう。

そして東口

上でも触れたが、東口駅舎と2番線ホームの間にはJR貨物の線路が通っているため、東口駅舎からだと1番線ホーム・2番線ホームともに階段もしくはエレベータで跨線橋へ昇ってから、この跨線橋でその線路を渡って各番線ホームへと下りることになる。
写真では、またまた電車より2番線に降りてからの順路になっている点をご理解いただきたい。

新富山口駅2番線に、魚津・泊方から到着する富山行。電車は521系。

跨線橋より東口駅舎へと下る階段の途中から眺めた改札付近。奥はエレベータ。

東口駅舎。左は駐輪場、右はロータリーの一角に設けられた体に障害を持つ方・高齢者・妊娠している方・けが人の方が優先して使用できる送迎スペース。もちろん一般車だってロータリーは使用できる。画面外右には月極駐車場と料金前払式駐車場がある。

東口駅前にも、駐輪場と月極駐車場が整備されている上に、立派なロータリーがあって一般車の送迎レーンも設けられている。東口駅前広場は県道65号富山大沢野線から入って400mほどの地点に位置しているので、国道8号からクルマで送迎するには、こちらの方が便利かも知れない。

ここに掲載の内容はアップ日時点の情報になります。その後に状況の変化や、変更があった場合にはご容赦ください。

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