富山と東京5月号(令和3年)発行

富山と東京5月号(令和3年)発行

※電子版の閲覧にはログインが必要です。

表紙の言葉

立山黒部アルペンルート全線開業50周年
富山県が誇る世界有数の山岳観光ルート「立山黒部アルペンルート」は、2021年春の全線開業で50周年を迎えた。
立山連峰などで構成する「中部山岳」エリアは、「感動を与える大自然」として、世界水準の自然保護と利用の両立を目指す重点エリアとして注目されている。

目次

■目次
■ニュース
■東京朝乃山後援会だより
■連合会だより
【企画委員会】
【まるごと富山フェアのご案内】
■勝興寺「平成の大修理」完成
■立山黒部アルペンルート50周年
■連載「玄冬残日録」24 織物の盛衰、謎めく銘板【東京城端会 久藤弘之氏】
■随筆「子供の頃の遊び」【連合会理事・東京入善会相談役 三日市 晧氏】
■ふるさとと首都圏をつなぐ
【富山県いきいき物産株式会社 東京営業部長 山内聖一様インタビュー】
■ふるさとメール
■首都圏本部だより
■イベント案内
■編集後記
■協賛広告

編集後記

◆「大相撲の継承発展を考える有識者会議」が4月19日最終報告書を八角理事長に提出した。
提言書は定義の曖昧な国際化の表現を避け、多国籍化と呼び、日本の大相撲の伝統と慣習の受け入れを「入日本」と表現している。
相撲は五穀豊穣を祈願して執り行われた神事を起源とし、江戸時代の勧進相撲を経て、相撲協会の原型が生まれた。
神事、文化、芸能、格闘技が混然一体と成った大相撲の特性は、競技性に特化した近代スポーツとは一線を画す。
かつて「スモウは喧嘩だ」と発言し、物議を醸したハワイ出身の大関がいた。
同じハワイ出身で外国人初の親方と成った高見山は「弟子にアメリカ人も日本人も関係ない。我慢と忍耐、義理と人情、相撲社会の伝統と良さを伝えることが僕の相撲界への恩返しだ」と語り、部屋の稽古場に掲げた「十の心」を稽古が終えた力士たちが唱和する。

1.おはようという親愛の心
2.はいという素直な心
3.すみませんという反省の心
4.どうぞという謙譲の心
5.私がしますという奉仕の心
6.ありがとうという感謝の心
7.おかげ様という謙虚な心
8.お疲れさまという労りの心
9.なにくそという忍耐の心
10、嘘をつくなという正直な心

これら礼の精神に通じる大相撲の姿を弟子たちに日々教えている。

報告する

関連記事